講演会・講習会開催給 食 会 だ よ り「食育講演会」を開催 令和7年6月13日(金)、元昭和大学医学部小児科学講座所属で、小児アレルギーエデュケーター・管理栄養士の長谷川実穂氏を講師に迎え「児童・生徒の食物アレルギー ~その対応について~」と題し講演会を開催しました。当日は約50名が参加し、後日の配信では約90名が視聴されました。 アレルギーの仕組みや原因、対応の考え方が解説され、特に誤食防止の体制づくりや、保護者との関わり方、子どもの心理面への配慮といった、現場で直面する課題に即した実践的な内容が多く盛り込まれていました。 また、医師の診断に基づく「生活管理指導表」の重要性や「食物負荷試験」などで確認をすることも大切であると述べられました。除去による栄養不足に対応する代替食品の活用など、管理栄養士ならではの視点も共有されました。 参加者からは「現場のアレルギー対応を見直す良い機会になった」「心のケアの必要性を改めて実感した」「最新の情報もあり大変有意義だった」との声が多く聞かれ、理解を深める有意義な講演となりました。 さらに、将来食べられるようになることを見据えた支援など、実例を交えた説明に「自校でも今回の内容を踏まえ児童・生徒、保護者の対応に活かしたい」との声が寄せられました。「学校給食パン講習会」を開催 令和7年8月7日(木)・8日(金)の2日間にわたり、学校給食関係者49名を対象に「学校給食パン講習会」を開催しました。講師には一般社団法人日本パン技術研究所の並木利文氏を迎え、パンの歴史、学校給食パンの規格や製造工程について詳しく学びました。 実習では、給食で供給している学校給食パンの製造を体験しました。日頃学校給食パンを製造、納品しているパン加工委託工場の方々も来てくださり、パン生地の扱いや成形のご指導をしていただきました。 午後の講義では、パンの品質審査方法について学び、外観、内相や香り、触感など審査基準に基づき実際にパンを評価する審査体験も行いました。 学校給食パンについて各パン工場が製造している様子を知ることで「現場の苦労や工夫を知ることができた」「学校給食パンは手で成形をしていることを知り驚いた」との声も聞かれました。また「パン工場と注文以外のコミュニケーションがとれて大変良かった」といった声もあり、多くの学びと気づきのある講習会となりました。焼きあがったパン受講生から歓喜の声が上がりましたねじり形を成形長谷川先生7 7
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