とうきょうとの学校給食 No.470
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 8月20日(水)に令和になってから初めての米穀・一般物資工場見学会を開催しました。 今回は、株式会社ヤマタネ印西精米センターとキノエネ醬油株式会社を見学しました。 本会の米穀については、株式会社ヤマタネ印西精米センターにて精米されたものを取り扱っております。 株式会社ヤマタネ印西精米センターは2022年に完成したばかりの最新鋭、最先端の設備を導入している精米工場となっております。 初めに、工場長から工場全体の概要の説明を受けた後、原料入庫から精米工程を経て包装までの一連の流れを見学しました。 玄米の保管体制では、玄米を保管するのに適した環境(温度15℃以下、湿度70%)で管理しているため、年間を通して安定した品質・鮮度が保たれているといった説明がありました。 異物除去については、各工程に異物除去装置が設置されていますが、なかでも光選別機(フルカラーカメラで着色粒、近赤外線カメラで無機物を検出除去)を精米時と包装前の2ヵ所に設置することで、本会取扱い米穀の安全性を一層高めています。 工場見学を通してオペレーター室で機械を操作する人を除いては、多くの製造工程で自動化が進み、省人化を進める技術や設備を採用していることに参加者はとても驚いた様子でした。 工場見学後は、お米の異物混入対策や衛生管理に関する質疑応答が活発に行われ、お米の安全性についてもしっかりと確認することができました。 次に訪れたキノエネ醬油株式会社では、本会取扱い一般物資であるしょうゆ、厳選しょうゆ、うすくちしょうゆの製造を行っております。 キノエネ醬油株式会社は創業が天保元年(1830年)で、約200年という長い歴史を持っており、2020年には工場内にある本社屋と変電室が有形文化財に指定されています。 最初は、しょうゆについての講義と味比べ(白醤油、淡口醤油、濃口醤油、再仕込醤油、たまり醤油)をし令和7年度米穀・一般物資工場見学会 報告~最新の精米工場と伝統の醤油工場を訪ねて~給 食 会 だ よ り有形文化財の本社屋精米工程の説明原料保管庫光選別機5 5

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