本会では毎年、稲の刈り取り前に産地訪問を行っています。今年は8月29日(金)に本会取扱いの「ひとめぼれ」の産地である宮城県を訪問し、JA関係者や生産者から生育状況、農場を確認しましたので紹介いたします。 令和7年産の主食用米は、作付け面積の増加により、収量は昨年を上回る見込みです。今年は気温の高い日が多く、圃ほ場じょうによっては渇水の影響もあったそうですが、初期生育は非常に順調だったため、品質についても大きな懸念はないとのことでした。 その後、9月中旬より無事に稲刈りが始まり、収穫されたお米は品質も良好との報告をいただきました。~生産者様のご紹介~石川 和彦 様(JA新みやぎ稲作生産者連絡協議会 協議会長) 今年は暑いのは覚悟していましたが、これほど雨がふらないのは予想外でした。 圃ほ場じょうは複数ありますが、どうしても水が不足してしまう圃ほ場じょうがありました。 お米は我が子のような存在ですので、何とかしたいと思い、自宅から水道水を何度も運びましたが、それでも枯れてしまった稲もあります。こうした被害は全体から見たらわずかですが、一株たりとも枯らしたくない、全て救いたいという思いでお米を作っています。 自分たちが育てたお米を東京都の子どもたちが食べてくれていることは大変嬉しく、これからも美味しいお米をお届けしていきます。長谷川 守行 様 今年は天候のわりには、なんとか実ってくれました。 水不足や高温障害が心配で、水をかけても水温が上がりすぎてしまうと生育に影響するため注意が必要でした。 昨年は日中の気温が高くても夜には下がってくれていましたが、今年は夜も暑い日が続きました。 それでも、カメムシの発生は少なく、水不足も場所によっては心配がありましたが大きな問題にはなりませんでした。これからあと1~2週間で刈り取りが始まり、ますます忙しくなります。【本会取扱いのお米について】 本会取扱いのお米は新米収穫後に産地での各種検査実施後に出荷されます。 今後も東京都の子どもたちに安全・安心で美味しいお米を安定的にお届けして参ります。新米の季節がやってきた! 宮城県産のお米《 特別栽培米(環境保全米)》産地報告稲刈り時の写真稲刈り後本会ひとめぼれの圃ほ場じょう令和7年産ひとめぼれの稲穂4 4
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